第118章 香澄は誰の子?

中島父と中島母が、すぐさま問いただした。

「何か考えがあるの?」

中島美奈はこくりと頷き、口元に意地の悪い笑みを浮かべた。

翌朝早く。朝食を済ませると、中島家の三人はプレゼントを提げて横尾家を訪ねた。

ちょうど今日、横尾彰人が退院した日だ。中島美奈はそれはもう丁寧に気遣い、優しい言葉を重ねる。

それが横尾彰人には堪らなかった。胸の奥がじんと熱くなるほど、感動してしまう。

「美奈さん、やっぱり君はいいよ。南雲玲奈みたいなクズとは違う」

ここ数日受けた屈辱を思い出すだけで、横尾彰人は奥歯をぎり、と噛みしめた。

中島母が、ちょうどいい間合いで口を挟む。

「前は玲奈さんって、おとな...

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